アミ環境デザインは、これまでの家造りの中で、様々な住環境を建築的工夫や仕掛けにより、パッシブデザインで補いながら、住まい手の暮らし方に合った豊か な空間と居住性・快適性と言った、心地よい温熱環境を探究してきました。我々は技術と経験をもとに、柔らかな発想で建築の形態を導き、地域のポテンシャル を生かしながら、エコマテリアルやバイオマス資源などの活用を続けております。
　 快適で、心地よい生活を送るためには、設計側の見解も大事ですが、主人公である住まい手の意識も大切な要因と考えています。
　 これからも九州.山口での建築行為を通し、環境負荷の低減に一つ一つ取り組んで行きます。

パッシブソーラー
永久的に降り注ぐ太陽エネルギーを暖房に利用したり、お湯をつくったり。熱をそのまま使うことで、無駄な機械はいりません。新鮮空気を暖めて取り込むので、暖房のロスがなく、冬でも常に換気をしている状態です。エアコンに頼らず、自然と向き合う。夏は暑くなく、冬は寒くない。それで十分。 表面的な機能ではなく、建築時から組み込まれる家全体で考えるシステムです。

地元九州の木で家を建てる
日本は国土のおよそ2/3が森林という、緑に恵まれた国です。せっかく近くにいい木材があるのに、よその国の木材をつかうのはとてもおかしなことです。それに、近くで育った木が、一番なじむ建材ではないでしょうか。森林のもっている様々な機能を十分に発揮する為にも、九州の家は九州の木で造りたいものです。

地域素材とエコマテリアル
木材はオールマイティーな材料ですが、他に土に還る素材やリサイクル資源など地域循環・エコマテリアルを用いて家づくりをしたいものです。手早くつくる石油化学製品はシックハウスや化学物質過敏症の原因になります。材料選びは近くで産出したもの、作者が分かるものを厳選し、ここでは質感の高い安全な材料を少しご紹介します。