田舎暮らしの魅力

現在では、地方都市でもかなり整備されていますので、全ての田舎がそうとは限りませんが、田舎の魅力は自然です。都会では味わうことのできない自然とのふれあいがあります。特に、空気と水のおいしさは都会で生まれ育った人には味わったことのない経験でしょう。

都会では水道水を飲むことができない人がいるといいます（カルキくさい）。そういう人は一度田舎の水を飲んでみてください。驚くはずです。水のおいしさ、これは実体験してみなければわからないことかもしれません。

田舎暮らしを始める人たちの中には、家族にアトピーや喘息などの病気のためという方もしらっしゃいます。特に夜空に満点の星が輝くような土地の空気は澄み切っているので、そのような病気には最適でしょう。

空気・水だけではなく、田舎には作られた自然ではなく、本当の意味での自然に接することもできるかもしれません。四季折々に変化していく海・山・川……その美しさを堪能してください。

田舎の時間の進み方は、都会に比べるとゆっくりとしていると言われます。俗に言う「田舎時間」です。何事も時間をかけてゆっくりと焦らず、という生き方が田舎にはあるかもしれません。田舎には田舎なりのペースというものがあって、それが都会に住んでいる人にとっては魅力的に映るのでしょう。

しかし、これは時間にルーズであっていいということではありません。そのあたりを勘違いしてはいけません。

田舎暮らしで必要になってくるのが人付き合いです。田舎は都会よりはるかに多くの人間関係があります。それは、田舎という特性上お互いが助け合って生きていかなければならなかったという歴史があるからです。現在では、昔ほどの助け合わなければ生きてはいけないということはありませんが、共同で作業を行うということは多々あります。そこに人と人の結びつき、信頼関係が育まれ、都会にはない深い「ご近所付き合い」が生まれていくのです。

都会に住んでいては、気軽に楽しむことのできないようなレジャーを満喫できる田舎もあります。海辺であれば、毎日のように釣りができるかもしれません。川があれば、カヌーやラフティング、バーベキュー。山ですとハイキングや山菜などなど。大きな刺激はないかもしれませんが、自然を相手としたレジャーをゆっくりと楽しむことができます。